【6回転職した看護師直伝】例文付き退職理由の伝え方と円満退職の流れまとめ

  • 辞めたいと思っているけど、職場や面接時になんて伝えよう
  • 職場にいつ、どんなタイミングで伝えたらいいのかな
  • 円満に退職したいので嫌なふうに思われたら怖いな

仕事内容や勤務環境、人間関係、ライフスタイルの変化が原因で退職を考える看護師は少なくありません。しかし職場にどう伝えるか」「いつ言おうか」などを気にして、退職することを諦めたり延期してしまうこともたくさんあるのではないでしょうか。

るん
円満に退職まで進みたいよね

私は、1年目に退職し、その後5箇所の場所で勤務しました。今では転職までの流れが身体に定着していますが、1回目の退職、転職をする際には「退職理由はなんて言おう」「師長さん忙しそうだし、いつ言ったらいいか難しい」などと1人で悩むことが多かったです。

そこでこの記事では、退職理由の具体的な伝え方や、円満な退職のためのコツや流れを詳しく解説します。

この記事を読めば、不安なく円満に退職の手続きが進みます。

目次

看護師がよく考える主な退職理由

はじめに看護師が退職、転職を考える主な理由をまとめてみました。多くは以下の通りです。

  • 長時間労働・夜勤がきつい
  • 結婚・妊娠・出産・育児を優先したい
  • 配偶者の転職・転勤がある
  • 給与や待遇面の不満がある
  • 職場の雰囲気や同僚との関係が合わない
  • 看護師以外の他分野への興味がある
  • スキルアップがしたい
るん
さまざまな理由がありますが、自分に合ったタイミングで前向きに動くことが大切だと実感しています

長時間労働・夜勤がきつい

看護師の仕事は、日勤・夜勤を含むシフト制が多く、長時間労働が避けられない職場が多いです。夜勤は身体的・精神的に大きな負担となり、生活リズムが乱れることも少なくありません。そのため、体力や健康に対する不安から、規則的な勤務時間の職場を求めて転職を考える人が多いです。

結婚・妊娠・出産・育児を優先したい

結婚や妊娠、出産、育児など、ライフステージの変化に伴い、仕事と家庭のバランスを取ることが難しくなることがあります。特に、育児中の看護師は夜勤や長時間勤務との両立が困難であり、家族との時間を優先するために退職や転職を選ぶケースが多いです。

配偶者の転職・転勤がある

配偶者が転職や転勤をする場合、同じ地域に住み続けることが難しくなります。このため、引っ越しを伴う転職が必要になる場合があります。看護師の資格があれば新しい土地での仕事探しも可能であるため、配偶者の状況に合わせて転職を考える看護師も多いです。

給与や待遇面への不満がある

看護師は責任の重い仕事であるにもかかわらず、給与や待遇が見合っていないことも多く、不満を感じる人もいます。特に、給与が他の医療従事者や他業種と比べて低い場合、働き続けるモチベーションが下がることがあります。より良い給与や待遇を求めて転職を考える理由の一つです。

職場の雰囲気や同僚との関係が合わない

職場の人間関係は、働く上で非常に重要です。看護師はチームで働くことが多く、上司や同僚との関係が悪いとストレスが溜まりやすいです。職場の雰囲気が合わない、コミュニケーションがうまく取れないと感じた場合、精神的な負担から退職を検討することがあります。

看護師以外の他分野への興味がある

看護師として働く中で、他の分野に興味を持つようになる人もいます。例えば、福祉や教育、リラクゼーション分野など、看護のスキルを活かせる別の仕事に挑戦したいという思いが芽生えることがあります。このような新たな興味が、退職の動機となることも少なくありません。

スキルアップがしたい

専門性を高めたい、より高度なスキルを習得したいと考える看護師もいます。しかし、現在の職場でのスキルアップの機会が限られている場合、新しいチャレンジを求めて転職を考えることがあります。例えば、特定の医療分野での経験を積むために、専門病院や大学病院への転職を希望するケースがあります。

退職を切り出しづらいと感じる理由

退職や転職を考えても、なかなかすぐには上司に伝えられない看護師が多いです。その中には代表的な理由があります。

  • 上司や同僚への負担を考えてしまう
  • 職場の反応が怖い
  • 自分の立場が危うくなることへの不安
  • 経済的な不安
  • 引き止められることへの恐怖
  • 自分の決断に対する不安
  • 長年の勤務や職場への愛着

上司や同僚への負担を考えてしまう

退職を申し出ることで、上司や同僚に負担をかけることを心配し、罪悪感を感じることがあります。特に、スタッフの人数がギリギリな環境であると、その後の業務に支障をきたすのではないかと言い出しにくくなります。

るん
残るスタッフの気持ちや負担を考えてしまいますよね

職場の反応が怖い

上司がどのように反応するかが予測できない場合、怒りや失望、反感を買うのではないかという不安ら、退職を切り出すことに躊躇してしまいます。また、同僚が退職に反対したり、職場の人間関係が悪化したりすることを恐れて、決断を先延ばしにしてしまいます。

自分の立場が危うくなることの不安

退職の意思を伝えることで、残りの勤務期間中の評価や待遇が悪くなるのではないかという懸念があります。また、退職が確定するまでの間、上司や同僚から冷たい対応をされることを恐れることもあります。

るん
危害などなく心地よく働けるのが1番ですよね

経済的な不安

次の職場が決まっていない場合、収入が途絶えることへの不安が大きく、退職を切り出すのに躊躇してしまいます。また、新しい職場でうまくいくかどうかの不安もあります。

引き止められることへの恐怖

退職の意思を伝えた際に、上司や同僚から強く引き止められることを恐れる場合があります。特に、断るのが苦手な人にとっては、引き止めに対してどう対応するかを考えると、切り出すこと自体に躊躇してしまいます。

るん
引き止めを上手に交わせる自信がないと考える看護師さんも多いです

自分の決断に対する不安

自分の退職の決断が本当に正しいのか、自問自答を繰り返すともあります。結論がいつまでも出ずに、切り出すタイミングを逃してしまうことがあります。

長年の勤務や職場への愛着

長年働いてきた職場に対して愛着があり、その場を去ることに対する感情的な抵抗があります。慣れ親しんだ環境を離れることの寂しさや、これまで築いてきた人間関係を壊したくないという思いが躊躇の原因になります。

職場に退職理由を伝える際のポイント 


実際に退職を申し出る決断ができたら、伝え方を徹底的に練ることが大切です。職場への感謝を持つことももちろん大切ですが、辞めることに対して過度に申し訳ないと感じないことも大切です。ポイントは、ブレない気持ちと覚悟を持って自分の人生を優先する考え方を持つことです。

  • 引き止められにくい理由を準備する
  • 人間関係や職場の批判を避ける
  • 意志を強く持って動じない態度
  • ゆっくり話せる時間と場所を確保する

引き止められにくい理由を準備する

スムーズな退職を実現するためには、引き止められにくい理由を準備し、しっかりとした計画のもとで退職の意思を伝えることが重要です。

以下に挙げるのは、引き止められにくい退職理由の一例です。職場も自分もどちらもが嫌な思いをしないよう、円満に話を進めるために効果的です。また、次の職場の内定を得てから退職の話を進めるとさらにスムーズに進みます。

  • 結婚・育児・介護のため
  • 転居・転勤のため
  • 体調不良・病気のため
  • 新たな目標・夢のため

前向きな理由に言い換えて納得してもらうことで、退職交渉の成功につながります。ネガティブな理由は、改善策を提案されて話が逸れる可能性が高いです。

人間関係や職場の批判を避ける

職場の問題点や正直すぎる理由をそのまま伝えるのは避けた方がいいです。ネガティブな理由を直接的に伝えると、病院との関係を悪化させたり、将来のキャリアに悪影響を及ぼしたりする可能性があります。そのまま伝えないほうが良い退職理由は以下のとおりです。

  • 上司や同僚との人間関係が悪い
  • 労働環境や職場の雰囲気が悪い
  • 病院の経営方針に不満がある
  • 先輩からのハラスメントやいじめがある
  • 過度な残業や休日出勤が多い
  • 給与・昇給に不満がある

退職理由をネガティブな表現で伝えてしまうと、自分自身の印象も悪くしてしまう可能性があります。

意志を強く持って動じない態度

意志を強く持って動じない態度で報告することで、退職の意思が固いものであることを上司に示すことができます。おすすめの流れは以下のとおり。

①事前に準備を整える
話す内容を事前に整理し、前向きな退職理由をまとめておきます。

②揺るがない姿勢を示す
「決断に至るまでに時間をかけました」という言葉を添えると、相手に本気度が伝わりやすくなります。

③感謝の気持ちを伝える
「これまでお世話になり、本当に感謝していますが、私自身の将来を考えてこの決断に至りました。」感謝の気持ちを述べた上で、退職の意思を伝えると、相手も理解しやすくなります。

迷いやためらいを見せると、上司がその意思を揺るがそうとしたり、引き止めようとする可能性が高まるので事前の準備が重要です。

ゆっくり話せる時間と場所を確保する

忙しい時間帯や人が多い場所ではなく、上司が落ち着いて話を聞ける時間と場所を選ぶことが大切です。なぜなら真剣に聞いてもらえず、後回しになってしまう可能性が高いからです。理想的なのは、上司が少し余裕のある時間帯に「重要な話があるので、時間をいただけますか?」​​声をかけることです。ゆとりがありそうな時間帯を狙って、師長部屋に訪ねにいくのもおすすめです。

職場への退職理由の伝え方【例文つき】

具体的な退職理由を職場に伝える際には、相手が納得しやすいようにシンプルで誠実な表現を心がけることが大切です。以下に、それぞれの理由に応じた伝え方をまとめました。

  • 結婚・育児・介護のため
  • 転居・転勤のため
  • 体調不良・病気のため
  • 新たな目標・夢のため

結婚・育児・介護のため

くるみ
「このたび、結婚(または育児や介護)という新しいステージに進むこととなりました。新しい環境での生活に専念するため、これまでの仕事を一旦区切りとさせていただく決断をいたしました。これまでのご支援に感謝しております。」

転居・転勤のため

くるみ
「家族の転勤が決まり、新しい場所で新たな生活をスタートすることになりました。新しい環境での挑戦に集中するため、残念ながら退職を決めさせていただきました。これまでお世話になった皆様に心から感謝しております。」

体調不良・病気のため

くるみ
「体調の面で少し休養が必要になり、今は自分の健康を最優先に考えています。この機会にしっかりと休養を取り、今後の自分の成長に繋げていきたいと考えています。これまでのご理解とご支援に感謝いたします。」

新たな目標・夢のため

くるみ
「以前から抱いていた新たな目標に挑戦することを決意しました。これまでの経験を活かして、自分の夢を実現するために新しい道に進むことにしました。これまでご指導いただき、本当に感謝しています。」

面接時に退職理由を伝える際のポイント【例文つき】

面接時に具体的な退職理由を伝える際のポイントは、前向きな姿勢を示しながら、相手が納得しやすい形で話すことです。以下にそのポイントをまとめました。

  • 前向きな理由を強調する
  • ネガティブな理由は避ける
  • 過去の職場を尊重する
  • 新しい職場先での貢献を意識する

前向きな理由を強調する

新しいスキルの習得やキャリアアップ、生活のバランスの改善など前向きな退職の場合は、目的を強調して話すとポジティブな印象を与えやすいです。退職の決断が自己分析に基づくものであることを示すと、成熟した考え方をアピールできます。

「自分のキャリアビジョンを考えたときにさらに専門性を高め、新しいスキルを習得したいという思いが強くなったからです。」

「ワークライフバランスを改善し、長く続けられる働き方を見つけたいと考えるようになったので、転職を決意しました。」

「自分の健康や家族との時間を大切にしながらも、仕事で成果を出せる環境を探したいと考え、この決断に至りました。」

ネガティブな理由は避ける

前職の悪口やネガティブな要因に焦点を当てると、面接官に不安を与える可能性があります。人間関係や給与・待遇面などが理由の場合、不満は話さないことが大切です。以下のように伝えることがおすすめです。

「前職では多くの経験を積むことができましたが、さらに自分の成長を促す新しい環境を求めています。特に〇〇(新しい職場での目標)に挑戦したいと考え、転職を決意しました。」

「これまで培ったスキルを活かしつつ、新しいスキルを習得することで、自分のキャリアの幅を広げたいと考えています。御院では、その目標を達成できると感じました。」

「前職では一定の成果を達成できたと感じていますが、次のステップとして新しい分野で挑戦、貢献したいという思いが強くなりました。」

過去の職場を尊重する

退職理由を述べる際には、前職で得た経験や学びに対して感謝の気持ちを示すことが大切です。以下のように伝えることがおすすめです。

「前職では多くの経験を積ませていただき、感謝しています。」

「前職では多くの貴重な経験を積むことができましたが、さらに成長するために新しい環境を探していました。」

新しい職場での貢献を意識する

「新しい職場でどのように貢献できるか」という視点で話を進めると、面接官に好印象を与えやすくなります。

「これまで培ってきたスキルや経験を活かして、御院の目標達成に貢献できると感じています。特に、〇〇(具体的なスキルや強み)を活用して、チームの効率化や業務の改善に貢献できると考えています。また、新しい職場での学びを通じて、自分自身もさらに成長し、長期的に御院に貢献していきたいと考えています。」

「学ばせていただきたいと思っています」はあまり良くない表現です。この人を雇えばどのようなメリットがあるかを転職先にアピールすることが大切です。

退職までの具体的なスケジュール

退職の意思が固まってからスムーズに動けるようにするためには、退職までの流れをイメージしておくといいです。

1. 師長に退職の意向を伝える(1~2ヶ月前)

まず、退職の意思が固まったら、早めに師長に伝えます。落ち着いて話せる場を確保し、退職理由と希望する退職日について話します。この段階では、引き止められる可能性もあるので、毅然とした態度で決断を伝えることが大切です。

2. 退職願を提出する(1~2ヶ月前)

師長さんとの話し合いが済んだら、正式に退職願を提出します。病院の規定の書式に従う場合もあるため、事前に確認することが大切です。

3. 引き継ぎの準備と実行(1ヶ月前)

退職が決まったら、引き継ぎの準備を始めます。プライマリーの患者さんや、係の情報などを整理し、後任者にスムーズに引き継げるようにします。
また、退職に必要な書類の手続きも同時進行で行なっていきます。休憩時間を活用し、人事課などに伺い着実に進めることが大切です。

4. シフトの確認をする(1ヶ月前)

これまでお世話になった方にお礼を伝えるためにシフトの確認をします。夜勤があったり、シフトで回している職場であると、退職最終日に会えないスタッフもいるからです。スタッフに挨拶、感謝の気持ちを伝える機会を設けることで、気持ちのいい退職日を迎えることができます。

5. 最終勤務日(退職日)

最終日には、これまでの業務を完了。今までお世話になったスタッフに最終の挨拶を行います。保険証やセキュリティーカードなどの返却も忘れずに行います。 

るん
退職前の流れがスムーズにいくと、晴れやかな気持ちで最終日を迎えることができます!

看護師の退職理由についてよくある質問

正直に言いにくい退職理由はどうしたらいいですか?

正直に伝えづらい場合は、前向きな理由に変換して伝えるようにします。ネガティブな理由を率直に伝えると印象が良くないです。ネガティブな理由で正直に言いにくい場合には「新しいスキルを習得したい」「キャリアアップを目指したい」といった形で説明することで、相手にポジティブな印象を与えられます。

退職を伝えるベストなタイミングはいつですか?

退職を伝えるタイミングは、各施設の就業規則により異なります。まずは確認することが重要です。半年前〜1年前に伝えなければ退職できない風潮がある施設でも、一般的には退職希望日の1~2ヶ月前で退職できるので、諦めずに伝えることが重要です。

引き止められた時はどうしたらいいですか?

引き止められた場合は、毅然とした態度で自分の決断が変わらないことを伝えることが大切です。再度、自分の退職理由をしっかりと説明し、感謝の気持ちを忘れずに伝えられるように準備をして臨みます。

早期退職の場合はなんて伝えるのがベストですか?

早期退職の場合は、個人的な理由や家庭の事情など、具体的かつ理解しやすい理由を伝えるといいです。「私の勝手な思いで大変申し訳ないと思っているのですが、スキル習得のために転職が必要であると判断に至りました。」「家庭の事情で、早めに対応が必要になりました」など、相手が納得しやすい理由を選ぶことが大切です。

有休消化などについては、上司に従えばいいですか?

有休消化については、上司と相談し、円滑に進めることが大切です。上司の意見を尊重しつつも、自分の希望も適切に伝えるようにすることが大切です。シフトの関係で、休みは取らせられないと言われることもあるかもしれません。その時は、退職日を有給の残りの日数分、先延ばしにする案も考えるといいです。法律上の権利として、有休を消化できるように話し合うのが望ましいです。

まとめ

看護師が仕事内容や環境、人間関係が原因で退職、転職を考える事例は少なくありません。その後、退職理由の伝え方や、伝えるタイミング、トラブルなく進めるためにどうしたらいいのか悩む看護師が多いのも現状です。

私も、初めて転職を考え、1年目の時に退職の意向を師長さんに伝えるのは、不安が大きかったです。​退職の意向を伝えたその後の関係性が壊れたり、反応が怖かったのを覚えています。しかし、上手に退職理由を伝えて、冷静な態度で話を進められれば、スムーズに退職までの話が進んでいくことを学びました。退職意向を伝えて、退職日まで半年以上あった機会でしたが、関係性も雰囲気も悪くなることなく退職まで働くことができていました。

今、退職を考えていて、上司に伝えようと考えている看護師さん。今後退職をするにあたって、不安を感じている看護師さん。

一人一人自分に合った形で、退職理由を前向きに捉えられば大丈夫です。退職理由や自分の気持ち、退職までの流れを上手に整理して、前向きに進んでいけるきっかけになれば嬉しいです。

 

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この記事を書いた人

看護師8年目
【経歴】
NICU/GCUを1年目で退職
外来非常勤→産科病棟→美容皮膚科クリニック
現在は保育園看護師 
残業0、土日祝休み有給100%取得🌟

救急看護や転職の基礎知識のアカウントを運用中^^

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