- 1年目だけど仕事がつらくて辞めたい…
- 自分には救急病棟が合わない。いつ何が起こるかわからない緊迫した環境で圧倒された
- 1年目でやめて雇ってくれる仕事がある?違う場所に行っても同じなのではないかな
看護師としてのキャリアをスタートさせたばかりなのに、仕事内容や環境、人間関係が原因で退職を考える看護師は少なくありません。
結局1年目で退職を決意し退職。その後は非常勤の外来、常勤で周産期病棟、美容皮膚科クリニック、保育園と働く場所に困らずに進むことができました。しかし、1年目初めての退職を考えた時は「もう辞めよう」と思ってからも、退職した後のことが不安で退職を取り消そうとしたり、なかなか退職に対して踏ん切りができなかったという経験があります。
そこでこの記事では、1年目で転職したいと思うリアルな理由や、1年目で転職するリスクとメリット、その後の勤務先の選び方などについて実際に1年目に転職した私の経験談を交えながら詳しく解説します。
この記事を読めば、「退職後が不安で辞められない」「1年目で辞めたあとはどうなる?」という不安を解消することができます。
1年目でも転職は可能です。この記事を読んで転職を考えている今の気持ちと、退職後のイメージを固めて自分が望む方向に進んでいける人が増えたら嬉しいです。
看護師1年目の転職事情
結論からお伝えすると、1年目での退職、転職は十分に可能です。実際に就職して「何か違うな」と感じ、転職を検討する看護師は珍しくありません。
約10人に1人が新卒1年目で離職している
日本看護協会の2023年病院看護実態調査によると約10人に1人が新卒1年目で離職していると報告されています。
看護師は求人数>求職者数の状況
2021年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求人・求職・就職に関する分析報告書によると看護師の求人倍率は約2.10倍でした。この数字は、求人数が求職者数の約2倍あることを意味しています。看護師は人手不足の状況なので、転職市場においては有利に進められます。
しかし、デメリットもある
1年以内に転職は可能ですが、リスクやデメリットも多いです。後から後悔しないためにも、デメリットやメリットを理解してから考えることをおすすめします。
1年目で転職するデメリット
スキル習得の機会を失う
1年目は基本的なスキルや知識を身につける重要な時期です。退職することで、これらのスキルを十分に習得する前に職場を離れることになり、長期的なキャリアにおいて不利になる可能性があります。また、経験不足により、次の職場での業務に対する自信や適応力が低下することも考えられます。
次の転職先でも早期離職を懸念される
看護師1年以内で転職活動をすると、採用担当者から早期離職を懸念される可能性があります。履歴書や職務経歴書において「職歴が短い」と見られることが多く、「同じような理由ですぐに退職するのではないか」「1年目で辞めるのは何か本人に原因があるのではないか」と、厳しい目で見られる場合も。応募先によっては、書類選考の時点で見送られる可能性もあります。
選択肢が狭くなる
1年以内の経験では十分なスキルや知識が身についていないと見なされ、専門的な分野や高度な技術が求められる職場への転職が難しくなる場合があります。経験や実績が重要視されるため、短期間での退職は他の応募者と比べて不利な立場に立たされることが少なくありません。このため、自分の希望に合った職場を選ぶ際に選択肢が狭まり、妥協を強いられる可能性もあります。
1年目で転職するメリット
早期のキャリアチェンジの機会が得られる
早い段階での転職は、自分に合わない職場や職種から早く離れ、別の別の分野での仕事を模索する機会を与えてくれます。現在のキャリアが自分に合わないと感じた場合、早めに方向転換できるので長期的には満足度の高いキャリアを築くことができる可能性が高まります。
自分に合った職場環境を探求できる
1年目で転職することで、自分が求める職場環境や働き方がより明確になることがあります。初めて転職活動経験を通じて、勤務形態や仕事内容、通勤時間やお給料、人間関係などの自分にとって大切な要素を理解することができます。そして転職で叶えることができます。
精神的・身体的な健康が守られる
現在の職場で過度なストレスや身体的な負担を感じている場合、早期転職によってこれらの問題から解放されることができます。特に、過労やストレスが原因で健康を害するリスクがある場合、転職をすることで自分の健康を守る選択肢を得ることができます。
興味のある分野の知識やスキルの獲得できる
早期に退職することで、別の分野や職種に挑戦する時間を得られます。新たなスキルや知識を学ぶ機会を得ることで、自分のキャリアの幅を広げたり、追求したりすることができます。
自己発見のチャンスが得られる
転職活動を通して自分の強みや弱み、興味関心を再認識する機会が得られます。この機会で得られた経験は、今後のキャリア選択や自己成長に役立ちます。
1年目で転職した体験談
勤務形態が合わず3ヶ月で転職した事例(友人A)
夜勤が身体に合わず、食欲不振に。体重も減少し体調不良になってしまいました。不眠にも繋がり転職。転職活動をしてすぐに夜勤のない職場に就職が決定しました。
人間関係が理由で半年で退職した事例(友人B)
職場で合わない先輩が。対処方法が見つからず、関わることが怖くなりストレスで職場に行けなくなりました。その後すぐに保育園看護師に転職成功。訪問看護や再度保育園看護師を経験しながら、看護師生活を継続しています。
仕事内容が原因で1年で退職した事例(私)
仕事内容が、将来の目標とマッチしていなかったので続けることが苦痛に。入職して1ヶ月目には転職を考えていましたが、希望で入職したこともあり1年は続けることに。その後超急性期病棟から外来への転職が成功しました。その後は、周産期病棟や美容皮膚科クリニックの経験を経て、保育園看護師として看護師を続けています。
1年目辞めたい辞めたい言うだけ辞めなかった事例(友人C)
4年間、同期と頑張り後輩指導を経験。自分の目標を達成し、看護師5年目で美容皮膚科クリニックへ転職しました。
1年目から黙々と続けている事例(友人D)
8年間、同じ職場の同じ部署で働いている同期。自分以外の同期8人は全員転職し、現在も自分だけ残って今も黙々と働いています。「8年目になってもまだまだわからないことだらけ」と言いながら充実した気持ちで仕事しています。
1年目で転職を考える主な理由
2022年度、1年以内離職した新人看護師がいた勤務先での看護管理者が考える主な退職理由として、以下の報告書があがっています。
看護師としての適性や技術の不安
1年目でわからないことがあるのは仕方ないと思いながらも、思うように看護ができなかったり、先輩に突っ込まれたりを繰り返していると自信がなくなって看護師としてやっていけるのか不安になることがあります。また同期の看護技術の進行や、受け持ち患者さんの人数や疾患をみて無意識に自分と同期を比べてしまうこともあります。これらがきっかけで辞めたいと思うようになることが多いです。
プレッシャーや責任感が大きい
看護師は患者さんの命に関わる重要な仕事をするため、ミスをしないよう常に緊張していることが多いです。また、そのような職場の緊張感や厳しい雰囲気に不安を感じ、疲労がたまってしまうこともあります。このような精神的な疲れから、看護業務に対するプレッシャーを感じ、逃れたいと思うことがあります。
職場の人間関係
職場での人間関係が良好でないと、ストレスや不安が増加します。師長、副師長、先輩看護師との関係が悪かったり、職場の雰囲気が怖く、風通しも悪い環境である場合、孤立感や不安を感じやすくなります。これにより、仕事の楽しさややりがいが感じられず、退職を考えることがあります。
キャリアのミスマッチ
実際配属された部署の業務内容が、思っていたものと違うと感じることがあります。特に、実習での経験が少なかった分野の場合や、他の分野に興味が変わった場合に、キャリアの方向性に疑問を持ち始めることがあります。このようなキャリアのミスマッチが、早期退職を考える理由の一つになります。
転職したいほどつらい時の対処法
悩みを共有する
信頼できる同期や友人、家族に自分の悩みを話してみることも大切です。話すことで心が軽くなることがあります。また、外部の視点からのアドバイスをもらうことで、自分だけでは気づかなかった解決策が見つかる可能性があります。
原因を特定する
仕事がつらいと感じる原因を具体的に整理してみると悩みの原因の根本に気がつきます。業務内容、職場の人間関係、勤務時間など、どこにストレスを感じているのかを明確にすることで、その後の対策が立てやすくなります。
職場の先輩にも相談をする
職場の上司や人事部に相談するのも有効な方法です。業務内容の見直しや、配置転換、職場環境の改善など、職場側が対応できる範囲でサポートを得られることができます。話しやすい先輩だけでも大丈夫です。相談されて、嫌がったり迷惑に思う先輩はいないです。
休息の時間を大切にする
精神的な負担を軽減するために、休息の時間を忘れずにとることが大切です。十分な睡眠や、休息、趣味の時間、リラクゼーションを取り入れるなど、身体を休める時間を取ることで、ストレスに対する耐性が高まります。
身体を休めるために休暇を申請する
過労やストレスが蓄積し、涙が出たり気分の落ち込みなど心身に影響が出ている場合、仕事や勉強のことを考えるよりも無理をせず休養を取ることが重要です。心身のダメージは、回復させるのに時間がかかります。体調がさらに悪化するのを予防するために、自分の健康を最優先に考えることが大切です。
転職した方がいいケース
仕事がつらいと感じる原因が自分の力ではどうにもならない場合、無理をせず環境を変えることを検討することも大切です。以下のような場合、仕事を続けるよりも退職や転職を考えるのがおすすめです。
体調を崩して療養が必要な場合
仕事のストレスや負担で体調を崩してしまったときは、まずは自分の健康を最優先に考えることが重要です。睡眠不足やストレスが続くと、体調がさらに悪化。元の状態に治るのに時間を要する可能性があります。主治医と相談して、休職や退職を検討し、しっかりと療養できる環境を整えるのがおすすめです。体調が回復したら、負担の少ない職場に転職するのも方法の一つです。
ハラスメントを受けている場合
嫌がらせやセクハラ、パワハラなどのハラスメントを受けている場合は、すぐに転職を考えるべきです。上司に相談しても改善が見られないときは、精神的な負担が大きくなるだけでなく、仕事に集中するのも難しくなります。安全で健全な職場環境は、たくさん存在しています。転職をして自分の身は自分で守っていくことが大切です。
職場が労働基準法を守っていない場合
職場が残業手当を出さない、有給休暇を取らせない、過度な時間外労働を強いるなど、労働基準法に違反している場合は、早めに転職を考えることをおすすめします。法律を守らない職場では、健康に悪影響が出るリスクがあります。また、労働基準監督署に相談することもできますが、根本的な解決には時間がかかることが多いです。安心して働ける職場を探すことが今後の人生に直結していきます。
これらのケースに当てはまる場合、無理に仕事を続けるよりも、健康で安全な環境に移ることが重要です。自分の身体を守っていくことに繋がります。
転職しない方がいいケース
1年目での転職が必ずしも最善策でない場合もあります。以下のような状況に当てはまる方は、まずは現在の職場でできることを試してみるのがおすすめです。
自信を失っているだけの場合
仕事でのミスや嫌な出来事が原因で「自信がなくなった」と感じているだけの場合、すぐに辞める決断をするのは避けた方がいいです。時間が経過しできることが増えた時、転職を決断したことを後悔することがあるからです。経験するにつれてミスも減り、自信がついてくることが多いです。まずは信頼できる人に話を聞いてもらい、気持ちを整理してみることがおすすめです。
人間関係の悩みが理由の場合
もし転職を考える主な理由が人間関係の問題であるなら、それが解決できる可能性があることを覚えておくことが大切です。上司や人事に相談することで、シフトの調整や部署異動など、状況を改善するための対応が取られることがあります。人間関係の悩みはどの職場でもつきものです。慎重に検討していくことが大切です。
これらのケースでは、転職を急がず、今の職場での解決策を模索してみることが重要です。まずは現状をしっかりと見つめ直すこと、できる限りの対策を考えて実践していくことで、転職せずに問題を解決できる可能性があります。
職場選びで押さえるべきポイント
教育が充実した職場かどうか
1年目は看護の基本的な知識や技術を身につけるために大切で必要な時期です。
手厚く指導してもらえる環境があるのかを確認することが大切です。具体的には以下の二つです。
中規模以上の病院
病床数が約100床以上ある中規模以上の病院は、職員数が多く、教育制度がしっかり整っている場合が多いです。特に、大学病院や総合病院は高度な医療を提供するために、人材育成や研修に力を入れているところが多いです。患者さんも多く来院されるので、多くのケースを経験しながら、専門知識や技術を深めることができます。
慢性期病棟
慢性期病棟では、患者さんの症状が安定しているため、一人ひとりに時間をかけて向き合うことができます。急性期病棟のような忙しさに馴染めなかった方にとって、働きやすい環境です。急性期病棟に比べて、採血や点滴などの技術を頻繁に行う機会は少ないかもしれませんが、基本的な看護スキル全般をじっくりと習得することができます。
勤務環境はどうか
勤務時間や残業時間の量、毎月の休日の回数、希望休の取りやすさなど、労働環境をしっかりと確認することも大切です。自分が納得して働ける環境ではないと大きなストレスを感じ、しんどくなってしまいます。面接や見学の際に、確認できるように準備が重要です。
職場の雰囲気や人間関係はどうか
これから関わる方の年齢層や雰囲気がモチベーションを保つ上で重要になっていきます。働きやすい人間関係の構築が可能かどうか、見学や面接の際に感じとることが必要です。
仕事の内容や専門性はどうか
自分の興味のある内容や将来の希望に合った病院を選ぶことが、仕事を続けられる要因になります。やりがいや楽しさを感じられる、自分に合った規模と仕事の内容、分野を選ぶことが大切です。
1年目に転職する看護師におすすめの転職先の選択肢
病院にて慢性期や療養、リハビリ期の病棟
慢性期や療養、リハビリ期の病棟は、患者さんとの長期的な関わりを持つことができ、基礎的な看護技術をじっくりと学べる環境が整っています。急性期病棟とは異なり、比較的ゆったりとしたペースで業務が進むため、1年目でも安心して働くことができます。また、患者さんとじっくり関われる環境なので、看護のやりがいを感じることができます。
美容クリニック
美容クリニックは、比較的業務内容がルーティン化されているため、1年目でも技術を習得しやすいです。美容に関する知識やスキルを身につけることで、自身のキャリアの幅を広げることができます。一般的な病院とは異なる環境なので、特に美容医療に興味がある方には特におすすめです。経験不問、未経験でも求人を出しているクリニックは多数あります。
転職の失敗を防ぐポイント6選
自己分析をしっかり行う
世の中には、看護師の資格を活かして働ける場所は数えきれないほど存在しています。その中で自分が仕事を通して世の中に何を提供したいのか、どんな環境で働きたいのかを明確することが後悔のない転職に繋がります。また自分の強みや弱みを理解し、仕事内容や環境を選択することが大切です。
職場の情報を十分に収集する
転職先の病院やクリニックのホームページを入念にチェックし、理念や雰囲気が自分の価値観と合っているかを確認することが重要です。見学や面接を通じて現場の状況を直接聞いたり、感じたりすることが望ましいです。
教育体制を重視する
特に1年目は基礎をしっかり固める時期なので、教育体制が充実している職場を選ぶことが重要です。研修のカリキュラムや研修制度が整っているかをホームページや面接の際に確認します。
勤務条件をチェックする
勤務条件は、長期的に働ける環境かどうか考える上で重要な条件です。勤務時間やシフトパターン、休日の取りやすさ、お給料や福利厚生など、働きやすい環境が整っているかを確認します。
自分に合った職場を選ぶ
自分に合った職場でないと長く続きません。3次救急、2次救急などを備えた病院や、市民病院、地域に特化したクリニック、訪問看護ステーションなど、自分の興味や将来のキャリアプランに合った職場を選ぶことが大切です。
信頼関係を築く努力をする
新しい職場で、馴染むためには信頼関係が重要です。時間が経てば、自然と馴染んできますが、早く馴染んで心地よく働く環境を作るために挨拶を自分からしっかりし、真面目に仕事に取り組む姿勢が大切です。
転職を成功させる7つのステップ
自己分析と目標設定をする
自分が仕事で何を提供したいのか、どのような環境で働きたいのかを明確にします。また、仕事内容、労働時間、通勤時間、年収、人間関係など転職で叶えたい目標を自分の中で定めることが重要です。
信頼できる転職エージェントを活用する
看護師専門の転職エージェントを利用すると、希望条件に合った求人を見つけやすくなります。転職は、情報収集が命です。自分だけでは探しきれない部分や、様々な内部事情も知っている転職エージェントを活用するだけで、情報収集が十分に行えます。また履歴書の書き方や面接対策など、転職活動のサポートを受けることができるので、転職に対する不安も解消できます。
私の使ったおすすめの転職エージェントはこちら↓
求人情報のチェックポイントを確認する
求人情報を確認する際には、以下のポイントを重点的にチェックすることが大切です。
- 教育体制:新人研修やプリセプター制度があるか
- 勤務条件:勤務時間、シフト、休日、給与、福利厚生
- 職場の雰囲気:スタッフの関係性や職場の文化
実際に足を運ぶ
気になる職場が見つかったら、実際に足を運ぶことが大切です。職場の雰囲気やスタッフの普段の働いている環境から、スタッフの気持ちの余裕など自分の身体で確かめることができます。通勤方法や通勤時間も実際に体験することで、毎日の仕事のリズムを確認することができます。
ネットワークを広げる
看護学校の同級生や先輩、看護業界のSNSなどを通じて、視野を広げることが大切です。転職先候補に挙げている現場のリアルな情報を得られるようにすることで、転職前後のギャップを埋めることができます。
焦らずにじっくり検討する
焦らずに、じっくりと情報を集めて検討することが、成功の秘訣です。複数の選択肢を比較し、自分にとって最適な職場を見つけることが重要です。
円満退職のために注意すること
退職の意思を早めに伝える
通常1~2か月前に退職を伝えるのが一般的とされています。法律上では2週間前に伝えれば問題ないとされていますが、期間には余裕を持つ方が円満に退職できます。中には、半年、1年以上前に報告しなければならないと言われている病院もありますが、従わなくても退職はできます。退職の意思があれば、同期や先輩看護師よりも先に、師長に早めに報告することが大切です。
勤務先の手続きに従う
一般的に退職の意思を伝えた後は、正式な書面での退職願を提出します。記載内容や型が決まっている場合もあるので確認しながら、内容は簡潔に、退職理由と退職希望日を明記します。必要な書類は提出期限中に提出するように準備します。
業務の引き継ぎをしっかり行う
1年目なので、業務の引継ぎがない場合も多いです。しかし、自分の担当していた業務があれば、後任者がスムーズに業務を引き継げるようにすることが大切です。
ポジティブな姿勢で最後まで働く
ポジティブな姿勢で、真面目に仕事を続けることで、周囲の信頼を維持します。退職が決まったからといって、気を抜かずに最後まで真摯に業務に取り組む姿勢が円満な退職実現につながります。
感謝の気持ちを伝える
退職前から感謝の気持ちを持って関わることで、良好な人間関係を保ちながら仕事を続けることができます。退職時にはお世話になったスタッフにお礼を伝えることで、前向きな気持ちで退職することができます。
離職票や必要な書類を確認する
退職後、失業手当を申請する際や保険証の切り替え、転職先での社会保険手続きの際に書類が必要になります。不備があると再度病院に問い合わせをしたり、取りに行かなくてはいけない手間がかかるので十分に確認をすることが大切です。
転職したい1年目がよく思う不安
1年目に転職して、その後もまた失敗したら、次は転職しづらくならないですか?
短期間での転職が続くと不安に感じるかもしれませんが、大切なのはその経験から何を学び、どのように成長したかを明確にすることです。自身のスキルや経験をしっかりとアピールすれば、次の転職でも成功する可能性は十分にあります。また、自分に合った職場を見つけるためのプロセスだと考えるようにするといいです。
家族に言いづらいです。反対されると思うと、我慢して続けるのが1番だと思ってしまいます。
家族の理解とサポートは重要です。転職の理由や新しい職場での目標をしっかりと説明し、自分の決断に自信を持って伝えることが大切です。家族も大切な子どもの成長と幸せを願っているはずなので、納得してもらえるように誠実に話すことが大切です。しかし、話を聞いてもらえなかったり、嫌な態度を取られてしまう可能性もあります。その時は、他人の意見や目線よりも、自分が大切にしていきたい思いを大切にしていくことが重要です。
1年目で辞めたら、逃げだと思われませんか?次も続けられるか不安です。
1年目で辞めることは逃げではなく、自分に合った環境を見つけるための一歩だと捉えることが大切です。現状を続けることが本当に自分の成長や幸せにつながらないのであれば、転職は前向きな選択です。また、新しい職場での経験を通じて自信を持ち、自分の適性や希望に合った環境を見つけることができれば、次は長く続けられる可能性が高まります。万が一、次の転職先で続かなかったとしても、得た経験によって再度方向を定めていくことは可能です。
まとめ
ここまで、1年目で転職したいと思う様々リアルな理由や、1年目で転職するリスクとメリット、その後の勤務先の選び方などについて話してきました。
私も、初めて転職を考え、実際に退職、転職したのは1年目でした。1年目、看護師として働いてすぐに経験も浅い段階だったので「退職しても次働ける場所なんてないんじゃないか」「だけど今とてもしんどい…」と泣いたり、焦ったりして過ごす時間も多くありました。
ですが、転職後は、自分に合った仕事内容で、人間関係にも恵まれ天国のような環境に。自分に合う職場で自分に合うペースで働ける環境に身を置くことができ、充実感を感じながら働くことができるようになりました。
今、今の仕事に苦痛を感じていて身体的にも精神的にもしんどいと感じている看護師さん。「退職後が不安で辞められない」「1年目で辞めたあとはどうなる?」という不安を感じている看護師さん。1年目でも、転職を考える事例は少なくありません。そして1年目でも転職して全く問題ありません。
一つ一つ、心のモヤモヤを解消しながら、自分にとって本当にいい職場、自分にとって本当にいい選択肢ができるように応援しています。